コロンビア人との結婚①
ここでは基本的に、今後日本で暮らすことを前提に、日本人女性とコロンビア人男性が
まず日本で結婚を成立させ、次にコロンビア側へ結婚を報告するという場合の手順を
書いていきます。あくまで私たちの体験談ですので参考程度にお読みください。
結婚をどちらの国で先に成立させるかは、その後どちらの国に住むかなどで
変わってくると思いますが、先に日本で結婚を成立させた方が簡単ではあると思います。
というのも、日本での結婚は主に書類の手続きだけで済むからです。
書類の準備こそ大変でしたがそれさえ揃えてしまえば、そこまで難しくありませんでした。
私たちは結婚の手続きをするおよそ6か月前から準備を始めました。
始めに婚姻届けを提出する予定の区役所に事前に電話で問い合わせ、
担当の方に必要書類を確認しました。私たちの場合、必要書類は以下の通りでした。
> 申請外国人側 (ここではコロンビア人男性)
婚姻具備要件証明書 (独身証明書)
出生証明書
パスポート原本
コロンビアの身分証明書 (CEDULA)
在留カード (すでに日本に居住している場合)
> 日本人側 (ここでは日本人女性)
婚姻届け (役所でもらえます)
戸籍謄本 (本籍地に提出する場合は不要)
パスポート原本
身分証明書 (運転免許証等)
必要書類が分かったところで準備や取り寄せを始めました。尚、コロンビアで発行された書類の日本での有効期限は3カ月です。婚姻届をする予定日から逆算して用意する必要があります。それでは、必要書類を細かく説明していきます。
[ コロンビア人側 ]
まず婚姻具備要件証明書(独身証明書)ですが、こちらは申請人が母国で独身であるということを証明する書類になります。日本にある駐日コロンビア大使館では取得することができません。
なので夫に頼んで本国で取ってきてもらいました。コロンビアの公証役場 (Notaria)に、証人2人と申請人(夫)が一緒に行き、その場で申請を行い、作成をしてもらいます。これは夫の友人2人に頼みました。日本で結婚する際にはこの証明書が一番重要になります。また、コロンビアでは書類の交付には2週間以上かかりますので余裕を持って申請した方がいいです。
そしてこの書類にはコロンビア外務省のアポスティーユ認証をもらう必要があります。1週間~10日かかりました。コロンビアのアポスティーユ認証はPDFデータで送られてきますので、紙に印刷し提出します。
次に出生証明書ですが、私たちの場合は婚姻届け提出先の区役所では、必要ないと言われたので、準備しませんでした。
パスポート原本は、日本に一時的に入国していて持ってこられればOKとのことでした。なければ別に国籍証明書が必要です。
コロンビアの身分証明書 (CEDULA)は、コロンビア人なら必ず持っているものです。これは夫に持ってきてもらいました。
在留カードはすでに日本に居住している外国人が持っているカードなので、ない場合は用意する必要はありません。
注意ですが、コロンビア本国で用意した書類 (パスポート、CEDULA含め) はすべて日本語への翻訳が必要になります。区役所に確認したところ、当事者でも構わないとのことでしたので、夫に翻訳をしてもらい、最後に訳者として署名をしました。
[ 日本人側 ]
私は本籍地である区役所に婚姻届けを提出したので、戸籍謄本を用意する必要はありませんでした。身分証明書として、パスポートと運転免許証を用意しました。
コロンビア人との結婚②、に続きます。