Tu amiga Mikaela

コロンビア人国際結婚、配偶者ビザ、在留資格 etc...

結婚が済んだら、在留資格の申請⁉

外国人が日本に住むには、在留資格が必要となります。在留資格には様々な種類がありますが、今回は「日本人の配偶者等」の申請について書いていきます。在留資格認定証明書とは、外国人配偶者を日本に呼び寄せるための書類で、日本で在留するのを許可する書類のことです。ビザ(査証)とは別物になります。私たちは、行政書士やエージェントには頼まず自力で申請をおこないました。自分たちで出来ない!というわけではありませんでしたが、情報収集や下調べには労力を要しました。ただ、「日本人の配偶者等」の在留資格申請では、結婚の経緯や状況についてかなり詳しく聞かれますので、偽装結婚ではなく本当に愛し合っているから結婚した!ということを書面の中で相手に伝える必要があります。そう考えると、当事者たちの経験や体験を踏まえて、感情表現も入れつつ事実を伝えたいと私たちは考えました。もちろん、時間と安心を重視するなら行政書士やエージェントに任せた方がいいでしょう。

 

外国人配偶者を呼び寄せるまでの大まかな流れは下記の通りです。

  1. 管轄する出入国管理局へ申請、必要書類を揃えて提出
  2. 審査期間およそ1~3ヵ月、追加書類を求められる場合有
  3. 結果の通知→在留資格認定証明書が郵送にて送付される
  4. 在留資格認定証明書を外国人配偶者へ海外郵送
  5. 外国人配偶者が現地日本国大使館または領事館で日本人の配偶者等長期滞在ビザ申請

(各現地日本国大使館または領事館でビザ申請用の書類が必要となります。各大使館によって異なるようですので、申請に行く外国人配偶者に準備してもらえばいいでしょう。)

  1. ビザ発給後、来日

注)在留資格認定証明書の有効期限は、発行から3ヵ月です。この期間に日本へ入国するようにしないといけません。

 

私たちは、しばらく日本に住もうと決めていたので、婚姻が済んだ時点で在留資格認定証明書交付の申請準備を始めました。この時、夫はすでにビザの関係でコロンビアへ帰国していましたが、妻1人(私)で申請しても問題ありませんでした。まずは、法務省出入国在留管理庁のWEBサイトをひたすら読み込みました。1から10までが表向き必要書類として書かれていましたが、11からは私が状況に応じて個人的に付け足した書類です。また、下記はあくまで私たちの場合の体験談ですのでご了承ください。

 

以下必要書類:

  1. 在留資格認定証明書交付申請書 1通(法務省のWEBサイトからダウンロード可)
  2. 申請人の顔写真 1葉 4㎝ × 3㎝(3ヵ月以内撮影、写真の裏に氏名記入)

夫がコロンビアへ帰国する前に日本で写真を撮りました。サイズが合っていれば普通の証明写真機で大丈夫です。提出写真の規格は、出入国在留管理庁のWEBサイトに詳しく記載してあります。

  1. 日本人の戸籍謄本(全部事項証明書)1通

婚姻事実の記載があるもの、なければ婚姻届受理証明書が必要

  1. コロンビアから発行された結婚証明書 1通 +日本語訳
  2. 日本人の住民税の課税非課税証明書及び納税証明書 1年間分記載
  3. 身元保証書 1通 (法務省のWEBサイトからダウンロード可)
  4. 日本人の世帯全員分の住民票 1通
  5. 質問書(法務省のHPからダウンロード可) 
  6. スナップ写真 2~3葉 

とありましたが、実際はデートや旅行や結婚関係の写真7~8枚くらい提出しました。

  1. 返信用封筒 定形封筒に宛先記入、404円分の簡易書留用切手を貼付したもの
  2. 夫のパスポート、身分証明書(CEDULA)のコピー、日本短期滞在査証のコピー(前回の記事参照)すべてに日本語訳を付けました。

12.私のパスポート、コロンビア入国スタンプページなど 

13.私の在職証明書、直近3ヵ月の給与明細、勤務先会社のHPコピー

14.3ヵ月以内に発行した私の預金残高証明書(預金額は最低でも100万円はほしいところ…)

15.メール、手紙、LINE、SKYPEでのやりとりや通話記録

 

8の質問書はとても重要なので、しっかり記入しました。用紙が足りなければ、別紙を用意しても大丈夫とのことだったので、結婚に至った経緯(いきさつ)のセクションは冊子様式にして、リファレンスとそれに伴う証拠を付け、Wordで4ページくらい書きました。様式に特に縛りはないようですので、フリースタイルでいいと思います。

あとは、日本人側の書類は厳しく見られます。お金については特にシビアな判断をされるようです。日本人が(夫でも妻でも)正社員や契約社員派遣社員として働いており、毎月安定した収入があると判断されるなら問題はないと思いますが、雇用形態がパートやアルバイトまたは収入が少ないといった場合は、一度行政書士に相談してみるといいかもしれません。他にも結婚についてなんらかの不安要素がある場合は専門家への問い合わせをおすすめします。

 

提出書類の準備が整ったら、次は出入国管理局へ在留資格認定証明書交付の申請に行きます。予約はせずに朝一番で向かいました。早い時間にもかかわらず、たくさんの方がいた記憶があります。窓口で整理券を受け取り、順番を待ちました。再度窓口に呼ばれ、そこからすべての書類を提出しました。特に書類に不備がなければ、最後に申請受付票とお知らせ書面を渡されます。審査時間は、状況によりまちまちのようですが、私たちの場合は1か月半くらいで在留資格認定証明書が交付されました。

 

その後、在留資格認定証明書を外国人配偶者へ海外郵送します。郵送はDHLかFedExをおすすめします。そして、最後に外国人配偶者が現地日本国大使館または領事館で日本人の配偶者等長期滞在ビザ申請し、無事にビザが発給されれば、来日となります。

しかし、今はコロナの影響で日本人の配偶者等長期滞在ビザの申請すら受け付けてもらえない、ビザ発給は停止などの情報も聞きました。最新情報に合わせて適宜対応をしましょう。